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世界女王・尾崎野乃香　準々決勝敗退でパリ五輪絶望的　まさか逆転負けに号泣「何も考えられない」

　稲垣柚香に敗れ、肩を落とす尾崎野乃香（撮影・吉澤敬太）
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　「レスリング・明治杯全日本選抜選手権」（１５日、東京体育館）

　世界選手権（９月、ベオグラード）代表選考会を兼ねて行われた。女子６２キロ級で世界女王の尾崎野乃香（慶大）は準々決勝で稲垣柚香（至学館大）に敗れ、昨年の全日本選手権に続いて優勝を逃し、２４年パリ五輪は絶望的となった。

　６－２とリードしていたものの終了直前にまさかの逆転負けを喫し「何も考えられない」とぼうぜん自失。号泣しつつ、「五輪に出て優勝するという大きな目標は変わらない」と声を絞り出した。

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