張本智和が状態「50%」でも初戦快勝 戸上も準々決勝へ

 2回戦を突破した張本智和(撮影・堀内翔)
 第4ゲーム、気合の入った表情を見せる張本智和(撮影・堀内翔)
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 「卓球・Tリーグ・ノジマカップ」(17日、東洋大赤羽台キャンパス)

 24年パリ五輪代表選考ポイント対象大会を兼ねて行われた。男子シングルス2回戦では、21年東京五輪代表の張本智和(19)=智和企画=が、松下大星(26)を4-1で下し、準々決勝に進んだ。全日本王者の戸上隼輔(明大)は、宇田幸矢(21)を4-2で破り、初戦を突破した。

 張本は鋭いバックハンドを主体に試合を進め、最後はフォアハンドの強打で勝負を決めた。「(5月の)世界選手権に今までにないくらいピークを合わせた。(状態は)半分くらい。声もおかしい」と疲労感を感じる中でも、相手に主導権を渡さず快勝。「50%の中でどこまでやれるかだった。勝ち切れてよかった」とうなずいた。

 世界選手権は8強。準々決勝で梁靖崑(中国)に敗れたが、互角以上に戦えたバックハンドの攻防に手応えがあった。「相手が中国選手であっても、バック対バックなら自分の展開だと思う」と自身の成長に自信を深めている。

 日本協会が設定したパリ五輪代表選考は、来年1月の全日本選手権まで行われ、上位2人がシングルス代表に決まる。張本は403・5点で首位を独走している。

◆パリ五輪代表選考ポイント男子上位(5月29日時点)

(1)張本智和=403・5点

(2)戸上隼輔=250点

(3)吉山僚一=172点

(4)篠塚大登=169点

(5)田中佑汰=160点

(6)曽根翔=145点

(7)及川瑞基=124・5点

(8)吉村真晴=118点

 ※今大会のポイント配分…1位=50、2位=40点、3位=30点、4位=20点、5~8位=10点、ベスト16=6点、ベスト24=2

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