長谷川沙良が三段跳びV たった2カ月で中国高校新記録、走り幅跳びと2冠 中国高校総体
「中国高校総体・陸上」(18日、シティライトスタジアム)
女子三段跳びが行われ、長谷川沙良(17)=舟入=が12メートル30で優勝。これまでの中国高校記録(12メートル23)を更新し、17日に2連覇を達成した走り幅跳び(6メートル12、追い風参考)との2冠を獲得した。
今年4月に「鳥みたいで楽しそうだな」と三段跳びを始めたばかり。しかし、身長167センチの長い手足を存分に生かしたフォームで4回目(向かい風0・6メートル)の12メートル30など、計3回で12メートル超えと資質の高さを見せた。いきなりの中国高校記録は「あまり意識していなかった。(記録が)長く残ればいいなと思います」と実感は湧かない様子だ。
広島市出身。米国とナイジェリアのハーフの父を持ち、小学校まではバスケットボールを経験した。中学から陸上を始めたが、高校では競技を続けるつもりはなかったという。しかし、先輩からの強い勧誘を受けて入部。才能を開花させた。
2種目での全国高校総体が決定。「幅跳びは、6メートル30を出して優勝したい。三段跳びは、12メートル50を超えて表彰台」とそれぞれ目標を掲げた。