バスケ男子 8月開幕W杯へ日本代表候補25人発表 八村、渡辺、富樫、河村ら選出 八村出場交渉は今後本格化
日本バスケットボール協会は19日、都内でワールドカップ(8月25日開幕、沖縄ほか)男子日本代表候補を発表し、八村塁(レイカーズ)、渡辺雄太(ネッツ)ら25名が選出された。
その他、21年東京五輪代表の富樫勇樹(千葉J)、今季のBリーグで最優秀選手賞を獲得した河村勇輝(横浜BC)、馬場雄大、富永啓生(ネブラスカ大)らも順当にメンバー入り。帰化選手では、2月に日本国籍取得を発表した米国出身のジョシュ・ホーキンソン、ニック・ファジーカス、エヴァンス・ルークが入った。トム・ホーバス監督は「1年半このメンバーは集まっていない。本当に楽しみ。初めて集まってどこまでいけるか。大きなチャレンジ」と話した。
同協会の東野智弥氏によると、八村との出場に関する本格的な交渉はこれから。「次の契約に集中したい」という旨の連絡を受けているといい、現在は代理人を通して今回の「代表候補入り」まで話が進んでいるという。
渡辺について東野氏は「渡辺はホーバスコーチともやり取りをしている。NBAには28日ルールがある。28日前までは合流できない。現在はアメリカにいて契約の部分をやっている。来日の話はできていない」と説明した。
また強化合宿などの代表スケジュールも発表。7月8、9日に台湾代表、8月2、4日にニュージーランド代表と、同15日にアンゴラ代表、17日にフランス代表、19日にスロベニア代表と対戦する。W杯最終メンバーの決定について指揮官は「スロベニアとフランスの試合が終わってからかな。それが最後のチャレンジ」と話した。
日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催で行われるワールドカップ(W杯)は8月25日開幕。32チームが参加し、1次ラウンドは4チームずつ8組に分かれ、各組上位2チームが2次ラウンドへと進む。
世界ランキング36位の日本は、オーストラリア(同3位)、ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)と同じE組。24年パリ五輪切符を獲得できるアジア1位を目指す。ホーバス監督は「2勝1敗。1勝では足りない」と具体的な目標を掲げていた。決勝トーナメントは9月5日からマニラで行われる。
▽日本代表候補25人は以下
【PG】安藤誓哉、富樫勇樹、テーブス海、河村勇輝
【SG】比江島慎、須田侑太郎、西田優大、富永啓生、ジェイコブス晶
【SF】アキ・チェンバース、原修太、渡辺雄太、馬場雄大、吉井裕鷹、金近廉
【PF】永吉佑也、張本天傑、八村塁、井上宗一郎
【C】ニック・ファジーカス、ルーク・エヴァンス、マシュー・アキノ、川真田紘也、渡辺飛勇、ジョシュ・ホーキンソン(PF/C)