26年五輪からジャンプ、複合の団体が4人→2人に変更 現場は困惑も 全日本連盟「情報がない」渡部暁斗「正直残念もベストを」
全日本スキー連盟の河野孝典競技本部長は21日、20日に国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪での種目や試合形式の一部変更を理事会が承認され、ノルディックスキーのジャンプ男子と複合の団体は1チーム4人から2人に減ることになったことなどについて、コメントを発表。「現時点では本連盟に対して、IOC、JOC、及びFISからインフォメーションが何もありません。報道以上の正確な情報が手元になく、よって現時点でのコメントは控えさせていただきます」とした。
ジャンプ男子、複合は昨年2月の北京冬季五輪に比べて出場枠が削減されており、複合団体は後半距離でこれまで1チーム4人が5キロずつ滑ったが、26年大会はラージヒルでの前半飛躍の後、2人が7・5キロずつ滑走。ジャンプ男子スーパー団体は、三つのラウンドで上位チームが勝ち上がっていく方式となる。ジャンプ男子団体は「男子スーパー団体」に名称も変更される。
複合の五輪メダリスト、渡部暁斗は自身のツイッターで「チームスプリントへの変更はメダル争いが混戦になるので良いと思います。最近はフランスやフィンランドも表彰台に乗っているし、レース展開も多様で見応えのあるレースになるはず。個人戦出場枠の削減は正直残念ですが、ベストを尽くすことに変わりはありません」と、つづった。