ジャンプと複合の団体4人から2人に 26年冬季五輪で種目や試合形式の一部変更 小林陵侑「レベルアップにつながれば」

 国際オリンピック委員会(IOC)は20日、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で種目や試合形式の一部変更を理事会で承認し、ノルディックスキーのジャンプ男子と複合の団体は1チーム4人から2人に減ることになった。ジャンプ男子団体は「男子スーパー団体」、複合団体は「団体スプリント」として実施される。

 ジャンプ男子、複合は昨年2月の北京冬季五輪に比べて出場枠が削減されている。複合団体は後半距離でこれまで1チーム4人が5キロずつ滑ったが、26年大会はラージヒルでの前半飛躍の後、2人が7・5キロずつ滑走。ジャンプ男子スーパー団体は、三つのラウンドで上位チームが勝ち上がっていく方式となる。

 ノルディックスキー距離は各種目で男女とも同じ距離を滑ることも決定。スキーのアルペンは個人複合から団体複合への変更が暫定的に決まった。

 ジャンプと複合の団体は、伝統的に日本が強い種目だけに、影響がありそうだ。ジャンプの五輪金メダリスト小林陵侑(チームROY)は「(団体の)代表争いが激しくなり、レベルアップにつながれば」と前向きに受け止めた。W杯では小林陵と中村直幹(フライングラボラトリー)で3位に入った実績がある。複合の後半距離で4人が5キロずつ走る方式よりも瞬発力が試される団体スプリントを日本勢はやや不得手としてきた。久保貴寛ヘッドコーチは「求められる筋力や心肺機能が変わる。より速い速度を出せるようにならないといけない」と話した。

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