日本陸連・尾県貢会長が続投「多くの人が楽しめる陸上を推進したい」 専務理事は田崎博道氏が新たに就任
日本陸連は26日、都内で理事会を行い、会長、副会長、専務理事、常務理事を選定した。会長続投が決まった尾県貢氏は、記者会見で「アスリートの活躍をエンジンにして、多くの人が楽しめる陸上を推進したい」と意気込んだ。
2025年夏には日本開催で世界陸上が行われる。準備は「この1年間が勝負。残りは少し余裕を持ってやっていきたい」と見据えた。また、2024年のパリ五輪へは「(東京五輪では)地元開催のオリンピック、パラリンピックでプラスアルファの力が出たと思う。今回が本当の力が分かるオリンピック、パラリンピック。陸上はオリンピックの中心種目であるという自負がありますので、チームジャパンをけん引できるような支援をしていきたい」と、力を込めた。
任期は2025年6月までの2年間。専務理事には1976年日本選手権の男子100メートルを制した田崎博道氏が新たに就任した。田崎氏は「陸上ファンとして誰よりも熱い思いで陸上を見てきた。今回このようなご縁をいただいたことは、陸上に対する恩返しができるチャンスだと思う。自分の任務を全うしたい」と意気込んだ。