ドーピング容認大会を計画 実業家、危険との批判も

 オーストラリア出身でロンドンを拠点とする実業家がドーピングを容認する総合大会を2024年に計画しているとAP通信が26日、報じた。薬物検査がなく、五輪を模した「エンハンスト(強化された)・ゲームズ」と称する同大会のアーロン・デスーザ会長は「人間の潜在能力を解き放つ」ことにより「全ての世界記録を消し去る」としている。

 エンハンスト・ゲームズは、公式サイトでウサイン・ボルトの持つ陸上男子100mの世界記録を破る選手を見届けるよう、呼びかけている。大会は陸上、水泳、重量挙げ、体操に格闘技の5競技で構成されるという。

 豪オリンピック委員会は「危険かつ無責任」と断じた。

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