八村塁 8月のW杯欠場が決定「とても難しい判断」「自分のNBAキャリアを優先」日本協会が発表

 八村塁
バスケットボール日本代表のツイッター@JAPAN_JBAより
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 日本バスケットボール協会は27日、八村塁(レイカーズ)が8月開幕のW杯(沖縄ほか)を欠場すると発表した。

 日本協会は「JBAでは八村選手本人、および八村選手が所属している代理人事務所のワッサーマンのエージェントの方々と鋭意協議を続けてまいりましたが、NBAにおける来季の契約、またコンディショニング等の課題を総合的に勘案したうえで本人の意向を受入れ、今夏の日本代表活動への招集を見送ることといたしました」と説明した。

 八村は協会を通じ「このたびは今年のFIBAワールドカップを欠場する決断をさせていただきました。ワールドカップを楽しみにしていてくれていたファンの皆様にはこのようなご報告になってしまい申し訳ありません」とコメント。

 「とても難しい判断でしたが、昨シーズンと長いプレーオフ戦を終え、これから初めてのフリーエージェンシーに備えて今後の自分のNBAキャリアを優先し考慮させていただき、このように判断いたしました。また、来シーズンに向けてこの夏はトレーニングに集中し、体のコンディションを整えさせていただきます」と明かした。また「関係各所の皆様、JBAの皆様、トム・ホーバスHCには今回僕の決断を理解していただき大変感謝しています。バスケ日本代表チームメートの活躍を祈るとともに、一番のサポーターとして応援させていただきます」とした。

 トム・ホーバスHCは「能力や存在感のある八村選手と一緒に戦えないことは非常に残念です」としたが「しかしながら、私たちは現在の代表候補選手に大きな期待を抱いており、ワールドカップにおいてアジアNo.1のチームとなってパリオリンピックの出場権を獲得するという目的を達成するために努力を続けていきます。八村選手がNBAで活躍し続け、そして来年のパリオリンピックでは一緒に戦えることを心より願っています」とコメントした。

 日本協会は今月19日、同大会へ向けた第1次男子日本代表候補選手を発表。その際は八村も候補入りしていたが、東野技術委員長は「(NBAの)次の契約に集中したい」という旨の連絡を受けていることを明かしていた。

 世界ランク36位の日本は、8月25日に1次リーグ初戦のドイツ戦を迎え、27日にフィンランド、29日にオーストラリアと対戦。24年パリ五輪出場権を獲得できるアジア1位を目指す。

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