八村塁 バスケW杯欠場 来季のNBAへの準備を優先「とても難しい判断」
日本バスケットボール協会は27日、2022~23年シーズンに米プロNBAのレーカーズでプレーした八村塁(25)が、8~9月の男子ワールドカップ(W杯)を欠場すると発表した。八村は今オフにNBAでフリーエージェントになり、23~24年シーズンの所属先は未定。契約交渉も含め、来季のNBAに向けた準備を優先したいという本人の意向を受け入れた。
八村は協会を通じ「とても難しい判断でした。今後の自分のNBAキャリアを考慮し、このように判断いたしました。来シーズンに向けてこの夏はトレーニングに集中し、体のコンディションを整えさせていただきます」との談話を出した。
日本など3カ国が共催するW杯は来夏のパリ五輪予選を兼ね、アジア最上位が五輪出場権を得る。日本代表のエースとして期待されていた八村は、19日に発表された代表候補のメンバーに入り、日本協会が本人や代理人と参戦可否を協議していた。
トム・ホーバス監督は「一緒に戦えないことは非常に残念」とした上で、「現在の代表候補選手に大きな期待を抱いており、パリ五輪の出場権を獲得するという目的を達成するために努力を続けていきます」とコメントした。