30年五輪招致厳しい、札幌市長 汚職、談合事件で支持率低迷

 2030年の冬季五輪・パラリンピック招致を目指す札幌市の秋元克広市長は30日、定例の記者会見で「招致活動の実現は厳しい」との見方を示した。東京大会を巡る汚職、談合事件などを受け、国内の支持率が低迷していることを理由に挙げた。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長も29日、同様の認識を示している。

 札幌市は事件の再発防止に向け、外部有識者の意見を踏まえて大会運営見直し案の策定を進めている。大会組織委員会理事会メンバーの一部を公募で選考し、外部有識者を含む委員会がスポンサー選定の妥当性を確認できるようにすることなどが柱。

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