瀬戸大也が高地合宿から帰国「選考会とは別人」加藤コーチも「大進化」

 競泳男子で21年東京五輪代表の瀬戸大也(29)=CHARIS&Co.=が30日、米・フラッグスタッフでの約3週間の高地合宿を終えて羽田空港に帰国し、「(4月の)選考会とは別人なぐらい、いいトレーニングが積めた。かなり自信がついた」と手応えを語った。

 昨年3月から師事する16年リオデジャネイロ五輪金メダルの金藤理絵さんを導いた加藤健志コーチ(56)との高地合宿は2度目。前回はハードな練習をこなすことで精いっぱいだったが、今回は全メニューを消化。加藤コーチは「前回は20点だったけど、今回は65点。大進化した」と評価した。

 また現地では陸上男子の大迫傑(ナイキ)と交流。競技に関する意見交換や、サウナや食事などプライベートまで時間をともにした。瀬戸は「大迫さんは遠隔でコーチとやりとりしてたりとか(精神的に)強いなと思った」と刺激を受けたという。

 7月開幕の世界選手権(福岡)では個人メドレー2種目に出場する。瀬戸は「パリ(五輪)まで見据えた、前半から積極的に攻める自分のスタイルで福岡は戦っていきたい。今後はスピードと楽に速く、というのができるように練習を詰められたら面白い結果が出ると思う」と力を込めた。

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