「陸上・実業団・学生対抗」（１日、レモンガススタジアム平塚）

　男子１００メートル決勝が行われ、今年の日本選手権２位の柳田大輝（１９）＝東洋大＝が１０秒１０（追い風０・３メートル）の自己ベストで初優勝した。女子１００メートル障害は１２秒７３の日本記録を持つ福部真子（日本建設工業）が１２秒９０（向かい風０・９メートル）の今季自己ベストで初優勝。寺田明日香（ジャパンクリエイト）が１２秒９２で２位だった。

　序盤から前に出た柳田が、６月の日本選手権に続き自己ベストを出した。「今日は何も考えてなかった。逆にそれが良かったのかな」と収穫のレース。記録は「また更新できると思う」と自信をのぞかせた。今後はアジア選手権（１２日～１６日、タイ・バンコク）が控える。「まずは勝たないと落ち込むと思う。勝負して、いい勢いでやっていければ」と目をぎらつかせた。