競泳・本多灯 パリ五輪内定の金「近くなった」 世界記録保持者ミラクの世界選手権欠場で
「競泳・日大・中大対抗大会」(1日、東京アクアティクスセンター)
男子200メートルバタフライのタイム決勝が行われ、21年東京五輪銀メダルの本多灯(21)=イトマン東京=が1分54秒48で1位だった。強化練習の疲労がある中、想定の1分55秒より速く泳ぎ「(1分)54秒台で泳げてよかった」とうなずいた。
千載一遇のチャンスだ。金メダルで24年パリ五輪代表の内定が決まる世界選手権(7月開幕、福岡)。6月21日に同種目の世界記録保持者のクリシュトフ・ミラク(ハンガリー)が欠場を表明した。本多が常に「勝ちたい」と口にしていた存在だけに「ショック」と肩は落としたものの、「どんな時も金を目指して泳いでいて、それがより近くなったのは確か。(ミラクの欠場で)気持ちがぶれることはない」。夢舞台切符獲得へ。めぐってきた好機を必ずつかむ。