ラグビーオールブラックスXV 日本生まれのアキラ・イオアネが「チャンス」NZ代表入り目指す

 子どもたちを見守るオールブラックス・フィフティーンのアキラ・イオアネ
 取材に応じるオールブラックス・フィフティーンのアキラ・イオアネ
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 ラグビーニュージーランド代表の候補選手などで構成されるオールブラックス・フィフティーンが2日、東京・リコー総合グラウンドで地元の世田谷ラグビースクールの小学生約100人と交流した。参加したフランカーのアキラ・イオアネ(28)は「日本に来て再びプレーできるのを楽しみにしている」と生まれ故郷での活躍を誓った。

 父・エディーさんは元サモア代表でリコー(現BR東京)でもプレーしており、その当時にイオアネは生まれた。「2、3歳の時だった」と振り返り、「このグラウンドで過ごしたことを少し覚えています。ニュージーランドとは違う時間を過ごしたと思っていて楽しかった」と、この日の会場だったグラウンドにも思い出があった。アキラの由来は「父親に聞かないと分からない」と言うが「日本にいたということで、何かの理由があると思う」と日本人になじみ深い名前がつけられた。

 ニュージーランド代表(オールブラックス)として21キャップを持つが、9月開幕のW杯メンバーに入るにはアピールが必要な立場。「リポビタンDチャレンジカップ2023」として日本代表と8日(東京・秩父宮ラグビー場)、15日(熊本・えがお健康スタジアム)の2試合を控える。「われわれにとってもここでアピールしてオールブラックスに選ばれるか大事な2週間になる。絶対に日本代表とのこの2週間を軽視は全くしていない。ここでパフォーマンスを出して手を挙げることによってオールブラックスに選ばれるチャンス」と力を込めた。

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