松田詩野 心身成長した20歳「大人になったなあ~」
サーフィンの2024年パリ五輪予選を兼ねた今年のワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、5~6月、エルサルバドル)で女子の松田詩野(20)がアジア最上位の13位となり、全競技を通じて日本勢第1号のパリ五輪代表に内定した。来年2月開幕のWG(プエルトリコ)に出場する条件を満たせば代表権が確定する。21年東京五輪は選考で優位な立場にいながら出場を逃す悔しい結果に。挫折から悲願の五輪切符獲得までの道程を振り返る。
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「大人になったなあ~」。最近の松田の取材現場で最もよく聞く言葉だ。昨年8月に20歳を迎え、試合に臨む姿、外見、そして取材の受け答えに至るまでの成長を、10代から見守ってきた記者や関係者は感じるのだ。
私が初めて松田を取材したのは19年5月。初のWG代表に決まった16歳は、「もっと成長したい」と初々しかった。あれから4年。「急ぎすぎずに先を見据えて行動したい」とより広い視野で目標を語ることが増えた。
今年1月、成人の日に行われた茅ケ崎市の「はたちのつどい」で松田を取材した。振り袖姿を見て、思わず「大人になったと思うことは?」と聞くと、「お酒が飲めるようになった」と笑っていた。20歳の誓いは「過去の自分を超える」。五輪出場の悲願をかなえ、また一つ成長を遂げるのだろう。(デイリースポーツ・サーフィン担当・田中亜実)
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