ジョコ、四大大会350勝目 ウィンブルドン、V5に一歩前進

 テニスのウィンブルドン選手権男子シングルス2回戦で5日、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がジョーダン・トンプソン(オーストラリア)に6-3、7-6、7-5でストレート勝ちし、5連覇へ順当に一歩前進した。

 要所で集中力の高さが際立った。互いに譲らなかった第2セットはタイブレークで底力を示し、第3セットは5-5から安定したサーブと鉄壁の守備で突き放した。長年慣れ親しんだセンターコートでまた一つ白星を積み上げ「自分はこのコートと特別な結びつきを感じる」と余韻に浸った。

 記録ずくめの勝利でもあった。四大大会で通算350勝目は昨年引退したフェデラーの369勝に次いで男子2人目。2018年からのウィンブルドンでの連勝記録は30に伸びた。

 36歳で優勝すれば、1968年のオープン化以降で男子最年長となる。「芝の王者」と呼ばれたフェデラーに並ぶ大会最多8度目の栄冠を狙う実力者は「いくつになっても学ぶこと、成長することをやめたくない」と語った。

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