鍵山優真 左足首故障からの完全復活へ「完成度を」4回転はサルコーとフリップ GPSで「もうちょっと攻めた構成」も検討

 練習を終え、笑顔で引き揚げる鍵山優真(撮影・石井剣太郎)
 練習を行う鍵山優真(撮影・石井剣太郎)
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 フィギュアスケートの全日本合宿が8日、大阪府泉佐野市の関空アイスアリーナで公開された。22年北京五輪の男子銀メダリストで、左足首の故障からの完全復帰を目指す鍵山優真(20)=オリエンタルバイオ・中京大=は、「久しぶりの合宿でモチベーションがすごく上がっている」と充実感をにじませた。

 昨季は左足首の故障の影響で昨年12月の全日本選手権のみに出場していた。今季は、ショートプログラム(SP)、フリーともに昨季と同じものを使用する。

 この日はSP「ビリーバー」の曲をかけて練習。冒頭のサルコーは回転が抜けて2回転になったが、続く3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は降りた。見学していた観客からは拍手も起こった。曲かけ後は4回転サルコーで転倒、4回転フリップはステップアウトした。

 今季はグランプリ(GP)シリーズでフランス杯(11月3~5日)とNHK杯(11月24~26日、大阪)にエントリー。GPシリーズまで、4回転はSPはサルコーのみ、フリーはサルコーと現在練習中のフリップの2本で勝負する予定。「完成度を目指す」と目標を掲げ、「慣れてきた頃に、グランプリシリーズとかでもうちょっと攻めた構成を試してみたいなと思います」と思い描いた。

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