バスケ男子が100点ゲームで快勝 海外組馬場、富永が躍動 原修太も終盤3点シュート連発

 第1クオーター、シュートを決める馬場(中央)
 台湾に勝利し、スタンドに手を振る富樫(右端)ら
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 「バスケットボール男子・国際強化試合、日本108-86台湾」(8日、浜松アリーナ)

 8月25日に開幕するワールドカップ(W杯、沖縄ほか)の強化試合として行われ、日本は108-86で勝利した。スターティングメンバーは21年東京五輪代表の富樫勇樹(千葉J)、須田侑太郞(名古屋D)、馬場雄大、ジュシュ・ホーキンソン(SR渋谷)、井上宗一郎(越谷)。

 第1クオーターから海外組が躍動した。馬場が力強いドリブルから先制点を上げると、残り時間5分過ぎで投入された富永啓生(ネブラスカ大)は、交代ワンプレー目で左サイドから3点シュート。また相手ディフェンスと接触して体勢を崩した際には、苦し紛れに放ったかのようなシュートが、ボードに当たってネットに吸い込まれるミラクル3点シュートを沈めるなど、集まった4210人の観客を魅了した。

 ディフェンスでも要所でのダブルチームや、ホーキンソンの積極的なリバウンドが光り、試合を終始優勢に進めた。第4クオーターでは原修太(千葉J)の連続3点シュートでリードをさらに広げ、22点差を付けて快勝した。3点シュート成功率は44・7%。トム・ホーバス監督は「オフェンスや、ペースよかった。明日はもっともっと熱いバスケットをやりたい」と評価した。

 チームトップタイの18得点を挙げた馬場は「代表でプレーするのは久々。チームとしてホーバス監督のバスケットが浸透している。僕にできることはアシストだった」と言うように、PG富樫に次ぐ5アシストをマーク。3点シュート5分の4を沈めた富永は「ウインターカップ以来で、日本のファンの前でプレーしてうれしかった。(シュートの)感覚はすごいよかった。あいたら打つことを意識してできてよかった」と振り返った。

 日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催で行われるワールドカップ(W杯)は8月25日開幕。32チームが参加し、1次ラウンドは4チームずつ8組に分かれ、各組上位2チームが2次ラウンドへと進む。NBA組では八村塁(レイカーズ)の欠場はすでに発表されており、渡辺雄太(サンズ)は自身のSNSで参加を表明している。

 世界ランキング36位の日本は、オーストラリア(同3位)、ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)と同じE組。24年パリ五輪切符を獲得できるアジア1位を目指す。ホーバス監督は「2勝1敗。1勝では足りない」と具体的な目標を掲げている。決勝トーナメントは9月5日からマニラで行われる。

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