ザギトワの水着投稿に苦言が波紋のUFC初のタタール人戦士「控えめな服装をしてほしい」も「彼女を侮辱したわけではない」
ロシアメディア「マッチTV」は8日、タタール人として初めて米総合格闘技・UFCに参戦しているリナト・ファクレトディノフが、同じくタタール系であるフィギュアスケート女子で18年平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワがSNSに水着の写真を載せていることに苦言を呈したことについて、改めて言及。「彼女のことを悪く言ったわけではなく、自分の意見。私はタタール人に自分たちの宗教を実践し、控えめな服装をしてほしいと思ってます。ただ、私は彼女の父親でも兄弟でもない。私は彼女を侮辱したわけではありません」と、語ったことを報じた。
同件を巡っては先月露メディア「スポルトエクスプレス」が、「ザギトワには宗教を信仰し、水着の写真を投稿しないでほしい」と題した記事で、ファクレトディノフのインタビューを掲載。「現在、世界で最も人気のあるタタール人の代表はアリーナ・ザギトワです。一方で彼女はチャンピオンであり、賢く、誰もが彼女を愛していますが、他方では、彼女はタタールの伝統に従わず、水着で写真を撮ります」との質問に、ファクレトディノフは「彼女のことを知らないので、自分の態度を表現することはできない」と前置きした上で「でも水着では絶対に写真は載せません。人はそれぞれ異なる見方があるが、彼女はタタール人なので、そんなことしなければよかったのに」と語ったという。
ファクレトディノフは2日の試合でケビン・リーを下し、UFC3連勝を飾った。