新十両輝鵬が関取初白星「ホッとした気持ち」兄弟子の元石浦の締め込み着けて快勝
「大相撲名古屋場所・2日目」(10日、ドルフィンズアリーナ)
新十両の川副改め輝鵬(宮城野)が関取初白星を挙げた。2場所連続で敗れていた紫雷(木瀬)を上手出し投げで崩すと、後ろを向かせて送り倒し。「幕下のデビュー戦とかと違ってホッとした気持ち。一番勝って気持ちを乗せていきたいと思っていた。ここからどんどん上げていきたい」と声を弾ませた。
6月に引退を発表した宮城野部屋付きの間垣親方(元幕内石浦)の締め込みをつけて、今場所は土俵に上がっている。取組後の支度部屋では同親方からグータッチで祝福され「石浦さんに1勝したのを言いたかったのでよかった」と兄弟子への“恩返し”を喜んだ。
十両昇進を決めた夏場所では、場所中に体重が117キロから109キロに8キロもダウン。夏場はさらに体重が落ちやすいとあって、稽古後に好物のそうめんを3玉食べてから場所入りするなど対策している。ご当地メシのひつまぶしも食べてパワーを補充。「すごくおいしかった」と笑顔を見せた。
今場所は自身に加えて獅司、勇磨と新十両が3人。「負けていられない気持ちはある。いい刺激をもらえている」と気合十分に好成績を目指す。