ラグビー日本代表 ジョセフHCのW杯限りで退任が正式決定 後任には「優勝できる方が条件」
日本ラグビー協会は12日、都内で理事会を行った。岩渕健輔専務理事が取材に応じ、日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=53)について9月開幕のW杯フランス大会限りでの退任が正式決定したと報告した。「継続的に(続投要請の)話をしてきが、ジョセフHCから正式な辞退の申し入れを受けた」と、この日に同HCと最終確認して決まった。
土田雅人会長がジョセフHCに続投要請をしてきたことを明らかにしていたが、条件などの交渉に至らなかった。岩渕専務理事は「(ジョセフ氏が)HCとなってからは日本で最高の結果を出してくれて、大きな大きな功績をすでに挙げてもらっている。そういう観点で次の2027年W杯に向けた候補者として考えていた。言い表せないほど多くの功績を挙げてくれた」と感謝し、「23年W杯も間違いなく最高の結果を上げてくれると思っている」と最後までサポートしていく。
後任選定については協会内で設置されているヘッドコーチ選考委員会で進めていく。「(W杯で)優勝できる方ということが条件となる」と話した。