ラグビー日本代表 SO李承信「チャレンジしたい」 W杯での定位置確保アピール誓う ジョセフHC「タフな選手」
「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本-オールブラックス・フィフティーン」(15日、えがお健康スタジアム)
日本ラグビー協会は13日、オールブラックス・フィフティーン(XV)との第2戦に臨む日本代表登録メンバー23人を発表した。先発SOには第1戦に出場した松田力也(29)=埼玉=に代わって李承信(22)=神戸=が入り、W杯での定位置確保へアピールする。また、ナンバー8姫野和樹(28)=トヨタ=と控えの坂手淳史(30)=埼玉=が共同主将を務め、フッカー堀江翔太(37)=埼玉=は19年W杯日本大会以来の先発となる。
自身のW杯イヤー初戦で成長を見せる。昨夏の日本代表デビューから1年、本大会まで2カ月を切って迎える実戦に李が先発する。ジョセフHCから「(昨年のフランス戦など)ビッグゲームに彼は出ている。タフな選手で楽しみにしている」と期待を寄せられた。
オールブラックスXVとの第1戦は、ジャパンXVとしての試合だったが今回は正規の日本代表。そのSOとして21歳で初めて出場して重みを実感した。代表に懸ける思いはさらに強くなっている。
復帰したライバルの松田が第1戦では先発したものの、まだ復調段階のプレーでチームもノートライの6-38と完敗。李は「アタックでどれだけリードできるか意識している」と、強気なプレー選択で違いを見せるつもりだ。
「自分が出ることによっていろんな人に可能性を示したい」。ジャパンで朝鮮学校出身者初のW杯出場は近づいている。「チャレンジしたい」と10番にふさわしいことを証明する。