ラグビー日本代表 オールブラックスXVに2連敗 後半猛攻も及ばず SO李承信はキック成功率100%で存在感

 前半、トライを決める松島
 前半、攻め込む福井
 日本戦を前に「ハカ」を披露するオールブラックス・フィフティーン
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 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表27-41オールブラックス・フィフティーン」(15日、えがお健康スタジアム)

 日本代表がオールブラックス・フィフティーン(XV)に41失点で敗れ、W杯イヤー2連敗スタートとなった。

 第1戦では6-38で完敗しており、今回の第2戦は先発7人を入れ替えた。序盤から敵陣のゴールライン5メートル以内まで攻め込む場面がありながら、第1戦と同じように得点を取り切れない状況が続いた。同9分に先制トライを奪われるなど劣勢に立たされた。

 だが、先発SOの李承信(神戸)が同11、21分にPGを決めて6-12と迫ると、同25分にFB松島幸太朗(東京SG)がトライ。李がゴールキックを決めて13-12と一時逆転した。それでも、ニュージーランド代表入りを目指す選手で構成される相手に押し込まれ、再びリードを許して13-29で折り返した。

 後半も開始3分にトライを決められたが、同11分にSH流大(東京SG)や長田智希(埼玉)がリザーブから投入されると一気にペースを上げた。同14、同19分にはWTBセミシ・マシレワ(花園)が連続トライを決めるなど27-41と追い上げた。李は日本の攻撃を引っ張り、キック5本を沈めて100%の成功と司令塔争いの中で存在感をみせた。

 オールブラックスXVとの第1戦はジャパンXVとしての試合だったが、今回は正規の日本代表としての戦いで、W杯に向けた新ジャージーで臨んだ。ただ、最後まで猛攻を続けたものの及ばず、2連敗でW杯イヤー初勝利とはならなかった。

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