田中希実 8月の世界選手権へ「最低限でも入賞」 初Vのアジア選手権から帰国

 陸上のアジア選手権に出場した日本代表選手が15日、羽田空港に帰国した。1500メートルで初優勝した田中希実(ニューバランス)は「今シーズン1500メートルで苦しんでいた。内容としては、上げていくような形で出た」と収穫を語った。

 大会直前には、フィンランドで開催された競技会で5000メートルに出場。自己ベストで日本歴代3位となる14分53秒60を出し、世界選手権(8月、ブダペスト)の参加標準記録(14分57秒00)を突破した。選考条件を満たし、3大会連続の世界選手権代表入りが確実になった。「参加標準は狙っていた。とてもうれしかったけど、逆に驚いた。体調を崩していたので」と目を丸くして振り返った。

 世界選手権へは、「去年の世界選手権では入賞にも絡めなかった。最低限でも入賞を目指して取り組みたい」と気合を入れた。

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