走り幅跳び・秦澄美鈴、日本新Vのアジア選手権から帰国「1日たっても信じられない」 祝福メッセ殺到に「どこから返事しようかなと」
陸上のアジア選手権に出場した日本代表選手が15日、羽田空港に帰国した。女子走り幅跳びで6メートル97の日本新記録で優勝した秦澄美鈴(すみれ)=シバタ工業=は、「1日たってもあまり信じられない。まだ全然実感が湧いてないです。LINEやDMをたくさん頂いて、どこから返事しようかなという感じ」と照れ笑いした。
アジア選手権では8月の世界選手権(ブダペスト)と24年パリ五輪の参加標準記録を突破。当日の夜は「あまり寝てなくて。アドレナリンで眠れなかったというよりは、寝たくなかった」と祝福メッセージなどに目を通しながら2時半~3時頃に就寝し、5時に起きたという。帰国し、「いったん実家に帰って、ちゃんとメダルを見せたい」とはにかんだ。
日本記録を出しても「1本跳べただけ。これで世界と戦えるかというとそうではない」と慢心はない。世界選手権へ「今年は予選を突破して、決勝が目標」と改めて意気込んだ。