途中出場の新大関霧島は痛恨の連敗 翠富士と1分58秒熱戦 “まわし待った”で2人がかりで締め直す珍事も
「大相撲名古屋場所・8日目」(16日、ドルフィンズアリーナ)
右肋骨骨挫傷で初日から休場し、4日目から途中出場している新大関の霧島と翠富士と一番はまわし待ったも入る長い熱戦となった。
動き回る翠富士に苦戦しながらも、投げを狙う霧島。まわしが緩み、“まわし待った”も入り、行司とさらに1人が加わって、まわしを締め直した。
その後、同じ体勢に戻して、取組再開。その後も熱戦となったが、最後は翠富士の下手投げで霧島が土俵を割った。
霧島は2勝4敗2休となった。
大関とりのかかっている3関脇では、豊昇龍がはたき込みで宇良を下し、1敗をキープ。若元春は琴ノ若との2敗対決で、盤石の寄り切りで制し6勝目。大栄翔は朝乃山が休場のため、不戦勝で2敗をキープした。
前日に初黒星を喫した錦木は翔猿を押し出して1敗をキープ。翔猿に初勝利で、勝ち越しに王手をかけた。また、北勝富士も1敗で、優勝争いの先頭を走っている。
【1敗】錦木、豊昇龍、北勝富士
【2敗】若元春、大栄翔、玉鷲、宝富士、伯桜鵬