浅田真央さんが感涙 千秋楽間近のアイスショー ペアを組む柴田嶺さんの言葉に感無量「みんなでここまで来れた」
フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん(32)が16日、アリーナ立川立飛で自身がプロデュースするアイスショー「BEYOND The Final」の「エアウィーヴ特別公演」を行った。最後のあいさつでは涙目で感激する場面もあった。
このアイスショーは、浅田さんが柴田嶺さんとペアの演技に挑戦したことでも話題となっていた。その柴田さんが、最後に涙ながらに感謝を述べた。
「真央ちゃんとペアを滑ることで、とても不安がありました。真央ちゃんをリフトしなきゃいけないということは、“国の宝”をリフトするということなので、本当にプレッシャーがすごくて。真央ちゃんに不安を打ち明けた時に『私はペアの技とか危険なことはもちろん理解しているし、嶺くんとだったら絶対にできると思う。私も覚悟を持ってこのペアを成功させたいと思っている』と。その言葉を頂いた時に僕の中で覚悟が決まりました。このプログラムは僕の人生の中で一番すばらしい作品です」
この言葉に、浅田さんも涙目になった。「一番最初に連絡したのが嶺くんで、一緒にペアをやってくれないかなと連絡しました。そこからすぐにやりたいと言ってくれて、来てくれました。みんなで力を合わせてここまで来ることができました」と、感無量の表情だった。
昨年9月に初演を迎えたアイスショーは、17日に大千秋楽を迎える。「(16日に)101回目(の公演)を終えられて、本当に本当にうれしいです」と、感謝しきりだった。