陸上400M・佐藤拳太郎“最古の日本記録”更新へ意欲「必ず更新しなければ」アジア選手権を歴代2位45秒00でV

 羽田空港に帰国した(左から)佐藤風雅、佐藤拳太郎、高山峻野
 取材に応じる佐藤拳太郎
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 陸上のアジア選手権で男子400メートルを日本歴代2位の45秒00で制した佐藤拳太郎(富士通)が16日、羽田空港に帰国した。男女を通じてトラックの五輪種目では最古の日本記録となる高野進の44秒78に迫り、「日本記録は必ず更新しなければいけないと思っている」と、気合を入れた。

 好記録を出したレースだったが、走り終えた直後は「うわ~そこで44秒99が出せない所が弱いなと。うれしかったのはうれしかったけど悔しさが先に出てきました」と心から喜べなかったという。ただ、8月の世界選手権(ブダペスト)と24年パリ五輪の参加標準記録は突破。「(高温多湿の)タイの慣れない気候で、3本しっかりまとめることができた。1つ世界選手権に向けて収穫だったのでは」と、うなずいた。

 同種目で2位だった佐藤風雅(ミズノ)も帰国。45秒13の自己ベストにも、「ここ最近の自己ベストは毎回2位。悔しい気持ちで一杯です」と苦笑いだった。1位の佐藤拳は「同じ名字」と刺激を受ける存在。「僕が弱い時から活躍していて、超えたい気持ちがある。世界選手権では逆に抜き返して勝っていきたい」と意気込んだ。

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