カルロス・アルカラス ジョコビッチ破り初V「夢がかなった」 20歳での制覇に新時代到来を宣言

 「テニス・ウィンブルドン選手権」(16日、ロンドン)

 男子シングルス決勝で第1シードの20歳カルロス・アルカラス(スペイン)が5連覇を狙った第2シードの36歳ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破り、初優勝を果たした。四大大会は昨年の全米オープンに続く2勝目。優勝賞金235万ポンド(約4億3千万円)を獲得。女子ダブルス決勝では謝淑薇(台湾)バルボラ・ストリコバ(チェコ)組が2度目の優勝を飾った。

 第一人者の牙城を崩し、世代交代の針を進めた。アルカラスが4時間42分の死闘を制し「夢がかなった。人生でも最大の出来事だ」と感慨に浸った。1968年のオープン化以降、同種目の大会制覇はボリス・ベッカー(ドイツ)ビョルン・ボルグ(スウェーデン)に次ぐ3番目の年少記録。「ベストの状態のジョコビッチを、この舞台で倒せた。新しい世代にとってはいいことだ」と高らかに新時代到来を宣言した。

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