五輪女王・金城梨紗子 姉妹ともに世界切符逃す 痛恨の逆転負け「簡単に引退、サヨナラとは言えない」

 女子フリースタイル59キロ級3回戦、南條早映(左)に逆転負けした金城梨紗(代表撮影)
 金城梨紗子
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 「レスリング・世界選手権代表決定プレーオフ」(17日、味の素ナショナルトレーニングセンター) 

 非五輪階級の男女計10階級が行われた。女子59キロ級は、五輪2連覇の金城梨紗子(28)=サントリー=が3回戦で南條早映(東新住建)に敗れ、妹で東京五輪62キロ級金メダルの川井友香子(25)=サントリー=も65キロ級1回戦で尾崎野乃香(慶大)に苦杯。姉妹ともに世界切符を逃した。南條、尾崎が代表権を獲得。東京五輪男子グレコローマンスタイル77キロ級銅メダルの屋比久翔平(ALSOK)は82キロ級で代表入りした。

 金城は一時6-0と大幅にリードしたが、残り1秒で6-6と追いつかれ、内容差で痛恨の逆転負けを喫した。既に自力でのパリ五輪出場は消滅していたものの、結婚・出産を経ての世界切符もならず涙。去就については明言を避けつつ「悔しいが、(6月の)明治杯よりいい自分だった。簡単に引退、サヨナラとは言えない。ママアスリートを抜きにして、レスリングから離れられない」と競技愛を再確認した。

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