フィギュア・全日本選手権前に国際大会の選考対象選手公開へ 伊東秀仁副会長「より明確化するため」 過去物議の選考も

 日本スケート連盟は19日、都内で理事会を行い、今季の国際大会の派遣選手選考基準を承認した。従来の選考内容と大きな変更はないが、全日本選手権(12月、長野)前に、グランプリ(GP)ファイナル終了時点までの選考対象選手を公開することが追加された。

 要項には「選考にあたり全日本選手権開催週にグランプリファイナル終了時点までの選考基準上の対象選手を公開する。各選考対象競技会の選考にあたり選考基準上の該当数、および該当項目内の点数、順位を加味し、上記手続きの基に選考を進める」と記載された。日本スケート連盟の伊東秀仁副会長は「より明確化するためにホームページ等で公開する」と説明した。

 フィギュアスケートでは例年全日本選手権が最終選考会となっているが、過去五輪や世界選手権の代表選考を巡って、世間の物議を醸すことがたびたびあった。

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