17位で予選敗退の池江璃花子「今まで感じたことのない緊張」 復帰後初の国際大会個人種目レース 6年ぶりの世界水泳
「競泳・世界選手権」(23日、マリンメッセ福岡)
今大会の競泳種目がスタートし、女子100メートルバタフライ予選が行われた。17年大会以来6年ぶりの出場となった池江璃花子(横浜ゴム)が、58秒61の17位で予選敗退となった。400メートルフリーリレー予選では第1泳者として54秒51で泳ぎ、3分37秒71の8位で決勝進出に貢献した。
スタートから波に乗れず、後半にかけるにつれて海外選手から引き離された。池江にとって国際大会の個人種目レースは、白血病からの復帰後初。体がこわばるぐらいの緊張があったといい「スタート台に立ったときは泣きそうになったというか、気持ちをコントロールできないぐらいの変な…今まで感じたことのない緊張だった」と振り返った。
それでもリレーでは、隣のレーンで泳ぐフランスに競り勝ち決勝進出。「フランスには絶対勝とうと3人で離していた。決勝に残れてよかった。100メートルバタフライがなくなってしまったので、自分のやるべきことを果たして、しっかりリレーに集中したい」と前を向いた。