早田ひなが選考大会5度目V「壁乗り越えて優勝できた」 伊藤美誠に4-0完勝 パリ五輪へまた一歩前進

 優勝し、喜ぶ早田ひな(撮影・吉澤敬太)
 決勝で伊藤美誠(手前)と対戦する早田ひな(撮影・吉澤敬太)
 伊藤美誠からポイントを奪い拳を握る早田ひな(撮影・吉澤敬太)
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 「卓球・全農カップ東京大会」(23日、東洋大赤羽台キャンパス)

 第5回パリ五輪代表選考会として16人で争われた。女子決勝は、選考ポイントで首位を独走している早田ひな(23)=日本生命=が、同3番手の伊藤美誠(22)=スターツ=を4-0で撃破。選考対象大会5度目の優勝を果たし、自身初の五輪切符にまた一歩近づいた。

 試合後は「壁を乗り越えて優勝することができた。(伊藤との対戦は)お互いのボールはすべて分かっている状態。凡ミスしなかったり、攻める時に攻めたり、究極の中で戦うことができた。今大会、自分の中ではあまり状態よくないと思っていたが、ほとんど勝ったことがない選手に対してこれだけの試合ができた。コツコツ積み上げてきたものがあった」と、充実した表情で語った。

 早田は現在パリ五輪代表レースでは首位を独走状態。5月の世界選手権シングルスでの銅メダルをはじめ、中国トップ選手と競り合う機会も増えてきており、22日の試合後には「自分の成長に自分が1番驚いている状態。今は楽しくてしょうがない」と語っていた。

 ◆パリ五輪代表選考ポイント女子上位(7月21日時点)

(1)早田ひな=497・5点

(2)平野美宇=312点

(3)伊藤美誠=275・5点

(4)木原美悠=228点

(5)佐藤瞳=185点

 ※今大会の獲得ポイント…1位=100点、2位=90点、3位=80点、4位=70点、5位=60点、6位=50点、7位=40点、8位=30点、16強=20点

 ◆卓球パリ五輪への道 日本協会が国内選考会を中心に独自に設定したポイントで争うパリ五輪代表選考は、来年1月の全日本選手権終了時点での上位2人がシングルス代表に決まる。今後の対象大会としては、アジア選手権(9月・平昌)、杭州アジア大会(9~10月・中国)、第6回選考会(11月・大阪)、全日本選手権(来年1月・東京体育館)などが予定されている。

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