東京五輪銀・本多灯が予選1位通過「現状の最高の状態」 金ならパリ五輪切符ゲット

 男子200メートルバタフライ予選、力泳する本多灯(撮影・中田匡峻)
男子200メートルバタフライ予選を終え、スタンドに手を振る本多灯=マリンメッセ福岡(撮影・中田匡峻)
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 「競泳・世界選手権」(25日、マリンメッセ福岡)

 男子200メートルバタフライ予選が行われ、21年東京五輪銀メダルの本多灯(イトマン東京)が、1分54秒21で1位通過した。初出場の森本哲平(イトマン近大)は、1分55秒72の10位で準決勝に駒を進めた。23日の400メートル個人メドレーで世界新記録を樹立したレオン・マルシャン(フランス)は、1分55秒46の7位で進んだ。

 本多は力強い泳ぎでレースを引っ張り、先頭でタッチ。「五輪時に比べれば修正できる部分は多かったかも知れないけど、及第点。現状の最高の状態には持ってこられている」とうなずいた。

 23日の400メートル個人メドレーでは、自己ベストタイムから大きく遅れて予選落ち。さらに決勝で“新怪物”マルシャンの世界記録を目の当たりにし「こんなやつと勝負するのか。気持ちは下がってしまった」。

 ただ相手がどれだけ強くても、東京五輪で表彰台に乗った本命種目だけは譲れなかった。この日の朝、目覚めると「やるしかない。やれるだけやって準決勝も、決勝も自分のベストは出したい」。やる気を取り戻したという。

 準決勝は同日午後9時33分から。決勝は26日に行われる。金メダルなら24年パリ五輪切符を獲得できる大一番。「今の最高の状態に磨きをかけることで、決勝に関係してくると思う。頑張りたい」と闘志を燃やした。

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