池江璃花子が全体5位で決勝進出!「この日のために頑張ってきた」50mバタフライ

 女子50メートルバタフライの決勝に駒を進め、両拳を握る池江璃花子(撮影・中田匡峻)
 女子50メートルバタフライの決勝に駒を進めた池江璃花子(右)。左はサラ・ショーストレム(撮影・中田匡峻)
 レースを終え、サラ・ショーストレム(左)と握手を交わす池江璃花子(撮影・中田匡峻)
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 「競泳・世界選手権」(28日、マリンメッセ福岡)

 女子50メートルバタフライ準決勝が行われた。21年東京五輪代表の池江璃花子(23)=横浜ゴム=が25秒72の全体5位で、17年大会同100メートル以来の決勝進出。29日午後午後8時2分から行われる。

 スタートから勢いよく飛び込み、横一線のレースで最後まで懸命に腕を回して組2着でフィニッシュ。決勝進出を確信すると思わず笑みがこぼれた。

 「この日のために頑張ってきた。ここで決勝に残らなかったら、ずっと自分が言っていた『世界に戻ってきた』ことが証明できないと思った。すごく素直にうれしい」

 50メートルバタフライは非五輪種目だが、24年パリ五輪で戦う100メートル種目を見据えた今大会の“本命種目”。予選では復帰後ベストタイム(25秒49)に肉薄する25秒50のタイムを記録した。

 この日一番の歓声には「心地よかった」と感謝した。決勝は29日。メダル獲得への自信には「全くない」と笑ったが、それでも語気からは力がみなぎる。「世界に戻ってきたことをかみしめながらレースしたい。国際大会の決勝舞台の経験を次に生かせるようにできたら」と力を込めた。

 19年2月に白血病発症を告白。懸命なリハビリの末、21年東京五輪はリレー種目で出場を果たした。22年は選考会で派遣標準記録に届かず代表落ちしたが、23年4月の日本選手権ではバタフライ2種目、自由形2種目で4冠を達成。17年ブダペスト大会以来、6年ぶりの世界選手権出場を決めた。

 今大会はここまで、100メートルバタフライ17位、400メートルリレー8位、混合400メートルメドレーリレー7位、100メートル自由形15位の成績を残している。

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