“ホキコバ”がジャパンOP日本勢男子ダブルス初Vに王手 小林優吾「史上初という言葉が好きなので」「貪欲に狙いたい」
「バドミントン・ジャパンオープン」(29日、国立代々木競技場)
男子ダブルス準決勝が行われ、2021年世界選手権王者で世界ランク5位の“ホキコバペア”こと保木卓朗、小林優吾組=トナミ運輸=が2-0(21-10、21-15)で同7位の中国ペアをストレートで下し、同大会同種目で日本勢初制覇に王手をかけた。
世界ランク7位が相手でも、37分のスピード勝利だった。第1ゲームを先取すると、第2ゲームでも流れをつかんだ。勝利が決まった瞬間、2人はラケットを放り投げて歓喜。小林が「心のそこからうれしさがこみあげてしまった」と振り返れば、保木は「今日は気持ちが入って1点1点全力で取りに行こうとして良かった」とうなずいた。
30日の決勝では、21年東京五輪金メダルのリー・ヤン、ワン・チーリン組(台湾)と激突する。小林は「自分たちは史上初という言葉が結構好きなので。上のすごかった人たちを見ながら、その人たちでも成し遂げられなかったことをすることが、非常にうれしい気持ちになる。史上初を貪欲に、欲出して狙っていきたい」と、闘志を燃やした。