多田修平 今季自己最高10秒10でV 完全復活宣言「9秒台目指していきたい」

 「ナイトゲームズ・イン福井」(29日、福井県営陸上競技場)

 男子100メートルで東京五輪代表の多田修平(27)=住友電工=が、今季自己最高の10秒10(追い風0・8メートル)で優勝した。

 今春、精神的な疲労で休養した多田が2年ぶりの10秒1台で完全復活をアピールした。この大会は、17年に桐生祥秀が日本人初の9秒台となる9秒98を出した。多田はその時は2位だったため「初めて福井で優勝することができてうれしい」と笑顔。自己記録の10秒01を更新する、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を「狙っていたので、少し悔しかった」と本音も明かし「これから9秒台やパリ五輪のファイナルを目指して頑張っていきたい」と高らかに宣言した。

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