16歳の成田実生が全体3位通過「ちょっとびっくり」 同世代マッキントッシュに「頑張って話しかけたい」
「競泳・世界選手権」(30日、マリンメッセ福岡)
女子400メートル個人メドレー予選が行われ、初出場の成田実生(16)=金町SC=が、4分38秒05の全体3位で決勝に進んだ。21年東京五輪代表の谷川亜華葉(近大)は、4分40秒21の9位で敗退となった。
23日の200メートル個人メドレーから、中6日で臨んだ成田。前半200メートルを自己ベストより速いタイムで回ると、最終泳法の自由形でも先頭に食らいついた。組3着でタッチし、全体でも3位通過。「国際大会だけど周りを気にせずに泳げた。エントリータイムが(上から)9番だったので、絶対に決勝に行きたいと思って泳いだ。ちょっとびっくりしています」と目を丸めた。
初のシニア国際大会。16歳ならではの目標も立てた。昨年から対戦を望んでいたサマー・マッキントッシュ(カナダ)と、予選からレースが実現。成田は「同じ組で泳げてうれしかった。頑張って話しかけたいです」と笑顔で語った。
決勝は午後9時から。ニューヒロイン候補は「周りの人についていって、個人種目の最終種目なのでいい締めくくりができる泳ぎがしたい」と力を込めた。