競泳ニッポン 突きつけられた厳しい現実 22年ぶり金、銀なし、四半世紀で最少のメダル2 日本新なし 広がった世界との差
「競泳・世界選手権」(30日、マリンメッセ福岡)
競泳の全日程を終え、日本のメダルは瀬戸大也(男子400メートル個人メドレー)、本多灯(男子200メートルバタフライ)の銅メダル2つに終わった。女子は2大会連続でメダルなしに終わった。金、銀メダルなしは奇しくも01年の福岡大会以来、22年ぶりとなった。
1年後の24年パリ五輪に向けて、苦しい数字が並ぶ。メダル2つは、98年以降のこの四半世紀で最少。海外勢の10個の世界新が生まれた大会で、日本新記録は0。世界との差が広がっている現実を突きつけられた。
◇近年の世界選手権のメダル数98年パース大会 合計5(銀2、銅3)
01年福岡大会 合計4(銅4)
03年バルセロナ大会 合計6(金2、銀1、銅3)
05年モントリオール大会 合計9(銀3、銅6)
07年メルボルン大会 合計7(金1、銀2、銅4)
09年ローマ大会 合計4(金1、銀2、銅1)
11年上海大会 合計5(銀4、銅2)
13年バルセロナ大会 合計6(金1、銀2、銅3)
15年カザン大会 合計4(金3、銀1)
17年ブダペスト大会 合計7(銀4、銅3)
19年光州大会 合計6(金2、銀2、銅2)
22年ブダペスト大会 合計4(銀2、銅2)