フェンシング 初の世界一!男子フルーレ団体代表が凱旋帰国 パリ五輪金へ「常勝軍団目指す」年間ランク1位に「ここまで来たか」

 金メダルを手に帰国した(左から)松山恭助、鈴村健太、飯村一輝、敷根崇裕
 帰国し、メダルを掲げる男子フルーレ団体金の(左から)松山恭助、鈴村健太、飯村一輝、敷根崇裕
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 イタリア・ミラノで開催されたフェンシングの世界選手権で、男子フルーレ団体で日本勢初の優勝を果たした日本代表が1日、羽田空港着の航空機で凱旋帰国した。個人でも銅メダルを手にした主将の松山恭助(26)=JTB=は「優勝した瞬間は実感が湧きづらかったが、多くの人に(空港で)出迎えてもらい、自分たちが成し遂げたことの大きさを実感した」とうなずき、「大きな一歩を踏み出せた。パリ五輪でも個人も団体も金メダルを狙える位置にきたが、この強さをキープして常に勝ち続けたい。常勝軍団を目指す」と決意を新たにした。

 かつて太田雄貴さん(37)がけん引したフルーレは日本の伝統種目。男子団体では12年ロンドン五輪で銀メダル、世界選手権は10年パリ大会で銅メダルを獲得しているが、21年東京五輪は男子エペ団体で日本代表が史上初の金メダルを獲得する中で、存在感を発揮できなかった。悲願だった世界選手権の金メダルを手にしたが、敷根崇裕(25)=ネクサス=は「目指しているのはパリ五輪の金メダルなので、これも通過点だと思っている。満足せずに励みにしたい」と来夏を見据えた。

 また、今回の優勝でチームの年間ランキングも1位となったが、松山は「誰も気づいてなかったが、年間1位になるらしいと聞いて(現地で)大騒ぎになった。ここまで来たかと」と感慨深げ。ただ、パリ五輪も見据えて、これを一過性に終わらせまいと強調し「目指さないといけないのはこの強さをキープすること。米国やイタリアは常にW杯で表彰台に入って、世界ランクで1、2位。常勝軍団、(次に)目指すのはそこ」と力を込めた。

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