大相撲の夏巡業が２日、東京都立川市で行われ、新大関豊昇龍（立浪）が豪ノ山（武隈）への期待感を示した。ぶつかり稽古で胸を出し「豪ノ山関とは高校の時から相撲をとっている。同じ一門だし、強くなってほしい」と心境を語った。

　豪ノ山は新入幕の名古屋場所で１０勝を挙げて敢闘賞を獲得。日体大柏高出身の豊昇龍は、埼玉栄高出身で１歳上の豪ノ山の実力を昔から知るだけに「すぐに三役とかに来ると思う。やるのを楽しみにしている」と、プロでの顔合わせを待ち望んだ。

　大関として初めての巡業。「自分が頑張らないと、と思っている」と看板力士の自覚はしっかりある。この日は申し合いには参加しなかったが、「今日は体の様子を見ながら。明日からは相撲をとりたい。なるべくやったことのない人、番付が近くの人ととっていきたい。足りないものを稽古で身に付けないといけない」と抱負を述べた。