入江陵介 世界水泳不振に危機感「厳しい目で見られる」 本多灯「改めて世界との距離を知った」
競泳男子背泳ぎで五輪4大会出場の入江陵介(33)=イトマン東進=が2日、都内で取材に応じた。先日の世界選手権福岡大会で、01年以降では最少のメダル2個に終わった競泳日本代表に「厳しい目で見られる。(連盟として)体制をガラッと変える時期にさしかかっている」と危機感を吐露。自身も100メートル背泳ぎで予選落ちと精彩を欠いたが、5月に左肩を痛めていたことを明かし「脚に頼りすぎた。最終目標はパリ五輪なので、治療しながらいい泳ぎをつくり上げたい」と語った。
男子200メートルバタフライで銅メダルを死守した本多灯(21)=イトマン東京=は「王者になるには道のりは長い。改めて世界との距離を知った」と、目標のパリ五輪金メダルに向けて悲壮感を漂わせた。