ドルーリー朱瑛里 1500M高1歴代最高記録で3位!「悔しさの方が大きい」も初の高校総体で堂々表彰台 田中希実の記録を更新
「全国高校総体・陸上」(3日、厚別公園競技場)
女子1500メートル決勝が行われ、当時中学生だった今年1月の全国都道府県駅伝で17人抜きの区間新記録を出して注目を浴びたドルーリー朱瑛里(しぇり、15)=津山高=は4分15秒50の自己ベスト、大会側によると田中希実の持っていた4分15秒55の高校1年生最高記録を塗り替えて3位に入った。前回女王で予選全体1位のカリバ・カロライン(神村学園・3年)が4分6秒54の大会記録で連覇を達成した。
3日の予選では、4分20秒53で4組1着。高校1年生ながら全体2位の好タイムだった。カロライン(神村学園・3年)ら強敵と争った。スタートすると、外から3、4番手につけた。カロラインがハイペースで引っ張る展開の中、4番手から上位浮上を伺った。その後、カロラインが独走。ドルーリーは残り半周で3位に浮上。ラストスパートで直線でも2位を追い上げる走りで快記録をマークした。
レース後は「しっかりと勝ちにこだわりながらタイムを出せたのは良かった。ラストもう一段上げたかった。そこが課題。タイムも良かったけど、もっと出たかな。悔しさの方が大きい」と振り返りつつ「たくさん応援してくれる方が岡山にたくさんいる。恩返しできて良かった」と、うなずいた。残る800メートルに向けて「自分の力を最大限に出したい」と、力を込めた。
ドルーリーは1月の全国都道府県駅伝の活躍で注目を浴びた。6月の中国高校総体では、1500メートルで4分16秒76の中国高校記録をマークして優勝し、800メートルで2冠を達成。2種目で全国高校総体出場を決めていた。
800メートルは4日に予選と準決勝、5日に決勝が行われる。