照ノ富士 新大関豊昇龍にぶつかり稽古で胸出し「新大関に胸を出そうと思って。俺以外出さないでしょ」

 大相撲の夏巡業が3日、茨城県龍ケ崎市で行われ、横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)がぶつかり稽古で新大関豊昇龍(立浪)に胸を出した。「(昇進の)お祝いというより、体を動かしたかった」と言いつつ「新大関に胸を出そうと思って。俺以外、出さないでしょ」とにこやかに話した。

 名古屋場所は腰痛で4日目から休場。患部の状態は「まだ全然。やっぱり動かすと痛みがね。炎症が収まるまでは」と回復途上にあると説明した。それでも、夏巡業を休場する選択肢は「ない」と断言。取組を外れても、稽古に姿を見せて土俵入りも披露し「本場所まで足を運べないお客さんが来る場所だから」と、横綱としての責任感をにじませた。

 この日は、翠富士とともに土俵脇で腕立て伏せをする場面も。「500回やろうと思ったけど、400でギリギリだった」と苦笑しながら「ちょこちょこ動かしながらやっていこうかな」と、慎重に調整を進める意向を示した。

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