SO松田「10」の役割全う誓う ラグビーW杯前の国内最終戦 李と司令塔争いラストアピールへ
「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表-フィジー代表」(5日、秩父宮ラグビー場)
日本代表(世界ランキング12位)が4日、9月開幕のW杯フランス大会を前に国内最終戦となるフィジー戦(同10位)に向け、冒頭15分を除く非公開で前日練習を試合会場で行った。4試合ぶりのスタメンとなるSO松田力也(29)=埼玉=は練習後に取材に応じ、レギュラー取りへ圧倒的なプレーで最後のアピールを誓った。
このまま10番は渡せない。松田は7月8日のオールブラックス・フィフティーン戦以来4試合ぶりの先発。「与えられたチャンスでしっかり自分のラグビーをやるだけ。チームの勝利に貢献するために役割を全うしたい」と闘志を燃やした。
直近3試合連続でライバルの李承信に司令塔を譲っている。松田は「(李)承信と違うところはコミュニケーションを取ってチームをコントロールするところ」と強調。世界ランクで格上の相手にも、安定した試合運びで差を見せるつもりだ。
W杯直前のイタリア戦を残すが、今回が事実上のラストアピールの場。「フィジーに勝つ。個人のパフォーマンスはゴールキック(成功)100%」。目に見える結果で10番にふさわしいことを示す。