カーリング女子で五輪３大会出場の“カーママ”こと小笠原歩さん（４４）が５日、都内で取材に応じた。フィギュアスケート男子で五輪２連覇を果たし、昨年プロに転向した羽生結弦さん（２８）が４日に結婚を報告したことを受け、「ビックリしました」と驚くとともに祝福した。

　羽生さんとは１４年ソチ五輪で日本選手団の仲間として共に出場。面識もあるといい、小笠原さんは「いい人でした。『カーリングをやってみたい』とよく言ってくれました」と羽生さんの飾らない人柄を明かした。

　この日は日本カーリング協会の表彰式が行われ、４月に混合ダブルスの世界選手権で日本史上初の準優勝を果たした谷田康真、松村千秋組の代理として、日本代表コーチとして帯同していた小笠原さんが出席。前年大会はあと１勝で決勝トーナメント進出を逃していただけに「昨季から（４人制を休止して）混合ダブルスに専念して、何が必要かを２人が自ら選択した成果が出た。（ダブルス専念で結果を出したことは）日本カーリング界にとって大きな一歩」と語った。