“アジア王者”の黒木海翔が総体2冠! 100M&200M制す「まだ実感が湧かないけどうれしい」
「全国高校総体・陸上」(5日、厚別公園競技場)
男子200メートル決勝が行われ、黒木海翔(東福岡3年)が20秒90(追い風2・9メートル)で制し、100メートルとの2冠を達成した。「2冠ができて良かった。まだ実感は湧かないけどうれしい」とかみしめた。
福岡県福岡市出身。小学4年から6年まで野球を経験し、ポジションはセカンドとライトだった。中学入学後は「いろんなスポーツをやりたい」と野球をやめて陸上に挑戦。中学1年から3年までは走り幅跳びで戦い、高校1年の時に100メートルで自己ベストを何度も更新したことをきっかけに、短距離に転向した。今年20歳未満のアジア選手権の男子100メートルを制したホープだ。
100メートルの自己ベストは10秒28で、200メートルは21秒05。今後の目標は「100メートルは10秒1台を目指さないといけない。200も高校でのレースは少ないですけど、20秒(台)を2回でも3回でも出せるように」と掲げる。「(優勝で)うれしい気持ちはあるけど、次の目標を見つけて冬季に臨みたい」と見据えた。