スケートボード・西矢2位で涙「すごい悔しい」 最終滑走者に逆転許す
「スケートボード・ストリートリーグ」(12日、有明アリーナ)
女子決勝が行われ、21年東京五輪女王の西矢椛(15)=サンリオ=が31・20点で準優勝となった。
世界最高峰のスケーターが集まるストリートリーグ(SLS)。西矢はベストトリック(一発技)最終4本目を成功させて、3位から一気に首位に躍り出た。ただ最終滑走者のクロエ・コベル(オーストラリア)が、この日全体最高得点となる9・0をマークして再度逆転。コート脇で見届けた西矢は拍手して称賛しつつも、感情を抑えきれず涙。「すごい悔しいです」と声をふるわせた。
24年パリ五輪代表争いのランキングは、現在出場圏内の日本勢2番手。9月には五輪予選大会が行われる。「いつも大事なところでミスをするけど、最後の技を決めることができた。次の大会も決められるようにしたい」。連覇のかかる夢舞台へ。この経験も成長の糧にする。