スポーツクライミング・森秋彩 女子複合わずか1手差で銅!パリ五輪決定!

 スポーツクライミングの世界選手権女子複合で銅メダルを獲得し、来年のパリ五輪代表に決まった森秋彩(共同)
 ボルダーの森秋彩(共同)
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 「スポーツクライミング・世界選手権」(11日、ベルリン)

 女子複合が行われ、森秋彩(19)=茨城県連盟=が合計140・6点で銅メダルに輝き、3位以内に与えられる来年のパリ五輪出場権を獲得した。8人による決勝で前半のボルダーは6位と出遅れたが、リードで1位と巻き返した。スポーツクライミングの日本勢でパリ五輪代表に決まったのは初めて。東京五輪銀メダルの野中生萌は7位。同五輪女王のヤンヤ・ガルンブレト(スロベニア)が177点で優勝した。

 森がライバルを僅差でかわし、逆転でパリ五輪の切符をつかんだ。ボルダーは1完登で6位にとどまったが、得意のリードに自然体で臨み、ゴール目前まで迫った。終わってみれば4位のラバトゥ(米国)とは2・8点差。わずか1手という紙一重の差で表彰台をたぐり寄せた。前夜から緊張が収まらず腹痛や発熱に悩まされたが、きっちりと結果を残し「ちょっとしんどいけど、興奮やうれしさが勝っている」と喜びをかみしめた。

 ◆森 秋彩(もり・あい)2003年9月17日、茨城県出身。小学1年で競技を始めた。リードを得意とし、19年の世界選手権の同種目では銅メダルを獲得した。W杯では22年に初優勝し、複合と合わせて3勝を挙げている。筑波大在学中。154センチ。

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